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adidasのタグを年代別に一目で分かるよう並べました【見方も解説】

こんにちは。

元リサイクルショップ店長のIPPOです。

この記事ではアディダスのタグの年代の見方、また人気や高値の付きやすい商品について書いております。

とりあえずタグ の年代をざっくり知りたい方は最初の早見表を見ていただくだけで大体分かります。

adidasのタグを年代別早見表。

60年代

adidas アディダス タグ 60年代

引用元 Pick online

70年代

adidas タグ 70年代

引用元 Pick online

70年代〜80年代

adidas タグ 70年代 80年代

引用元 Pick online

70年代 アディダス タグ70年代 80年代 アディダス ATP タグ

引用元 メルカリ

80年代

adidas アディダス タグ 80年代

引用元 Pick online

adidas アディダス タグ 80年代adidas アディダス タグ 80年代adidas アディダス タグ 80年代

引用元 メルカリ

 

adidas アディダス タグ 80年代adidas アディダス タグ 80年代 銀タグ

90年代

現行タグ

アディダス 現行 タグ

引用元 メルカリ

 

以上が早見表になります。

年代を判別するには様々な要素があり70年代〜80年代など長い年代で作られた商品もあります、必ずしも年代を断定できるものではございませんのでご注意ください。

年代の判別方法を詳しく解説。

60年代タグの見方

60年代 アディダス タグレジスターマーク®️がありません。

引用元 メルカリ

①レジスターマーク®️無し。
②60年代にはトレフォイルマーク(三つ葉のロゴ)は存在しない。
③生産国が西ドイツ、オーストリア、フランス製のものが多い。

①レジスターマーク無し。【1960〜1971年まで)

60年代のタグには登録されたロゴやブランド名を意味するレジスターマーク(登録商標マーク)がありません。

レジスターマークが登録された具体的な年数は明らかではありませんが、恐らく70年代初期頃になります。

レジスターマークが登録された時期から推測して、レジスターマークの無いタグは60年代のものの可能性が高いと判別できるのです。

②60年代にはトレフォイルマーク(三つ葉のロゴ)が存在しない。

おなじみのトレフォイルマークができたのは1972年になります。

トレフォイルマークができた年数から、トレフォイルマークが無いことが60年代のタグの可能性が高いです。

③生産国が西ドイツ、オーストリア、フランス製のものが多い。

アディダスはドイツ発祥のブランドになります。(西ドイツ出身のアドラフ・ダスラーによって作られました)

そのため、アディダスが作られて間もない60年代の時期は、西ドイツや近隣国であるオーストリア、フランス製のものが多いのです。

70年代タグの見方

①レジスターマーク®️が入りだす。
②トレイフォルロゴが登場、葉っぱが3つに分かれている。
③ATPと書かれた人気のモデルが登場。
③VENTEXという表記の見方で年代が分かる。

①レジスターマークあり。【1970〜】

70年代 Adidas タグ右上にレジスターマーク®️があります。
引用元 アメブロ
70年あたりからレジスターマーク(登録商標マーク)が入りだします。
なので、レジスターマークが入っているものは1970年代以降の可能性が高いタグになります。

②トレイフォルロゴが登場、葉っぱが3つに分かれている。【1972〜1980年】

1972年に、おなじみ三つ葉のトレイフォルマークが登場します。
また、1972年〜1980年までロゴの葉っぱ部分が3つに分かれています。
そのため、ロゴの葉っぱが3つに分かれてるものは1970年代の可能性が高くなります。

③ATPと書かれた人気のモデルが登場。【1970中期〜1980年代】

1970年代中期にATPと書かれたタグが登場します。
ATPとは男子プロテニス協会(Association of Tennis Professionals)のことです。
アディダスは1970中期から1980年代までATPのオフィシャルサプライヤなっていたため、この年代にATP記載のものがあります。
※オフィシャルサプライヤー
ユニフォームなど道具などでATPを援助している会社のこと。ちなみに金銭的な援助の場合「スポンサー」になります。
ATPのジャージは、ヴィンテージ好きの中では人気の商品ですが、近年ロックバンドSuchmosのボーカル、ヨンスさんが着用していたことで、さらに人気に火がつきました。

③VENTEXの表記の見方で年代が分かる。【1960年代後期〜1980年代後期】

タグにVENTEXという表記があるのですが、

VENTEXとはフランスの繊維の製造会社になります。

1967年にアディダスがVENTEX社を買収し、

この頃からCREATION VENTEXの表記からPRODUCTIO VENTEXの表記が多くなります。

また1970年代中期からはVENTEX表記ではなくKEYROLANの表記が増えてきます。

※KEYROLANとは?
VENTEX社が1970年代中期に開発した繊維の名前になります。

分かりやすくまとめると、

CREATION VENTEX表記

1967年にアディダスがVENTEX社を買収。

PRODUCTION VENTEX表記になる。

1970年代中期にKEYROLANという生地を開発。

KEYROLANの表記も増える。

80年代タグの見方

①USA製のモノが増える
②1980年代に入るとトレフォイルロゴの線が一本つながる。

③1980年代後半トレフォイルロゴの線が2本繋がる。

④万国旗タグが登場。

①USA製のモノが増える。【1979年〜】

1979年にカリフォルニアに工場ができアメリカで製造が行われ、USA製が多くなります。

そのため、Made in USAの表記があるものは1980年代以降の可能性が高くなります。


②1980年代に入るとトレフォイルロゴの線が一本つながる。【1980年代から80年代中期】

80年代 アディダス タグ トレフォイルロゴ下から2段目の線がつながっています。

引用元  base

1980年代に入ると、トレイフォルロゴの線が一本つながったものに変わります。


③1980年代後半トレフォイルロゴの線が2本繋がる。【1980年代後期〜1995年】

80年代後期 アディダス タグ トレフォイルロゴ下から2段目と3段目の線がつながっています。

引用元 JAM

1980年代後半に入ると、トレイフォルロゴの線が二本つながったものに変わります。

ここでトレフォイルロゴの変化についておまとめしておきましょう。

【1972年】
トレフォイルロゴが誕生。 
【1972年〜1980年】
トレフォイルロゴの葉っぱが3つに分かれている
【1980年〜1980年代中期】
トレフォイルロゴの線が一本つながる。
【1980年代後期〜】
トレフォイルロゴの線が二本つながる

 

④万国旗タグが登場。【1980年代〜】

1980年代に入ると世界のさまざまな国が載った「万国旗タグ」と呼ばれるものが登場します。

アディダスの商品が世界各国に輸出されたため世界のいろんな国旗、サイズが表記されました。

 

90年代タグの見方

91年に3本のラインで描かれた「パフォーマンスロゴ」と呼ばれるモノが登場します。

よってパフォーマンスロゴがあるタグは91年以降の商品になります。

 

現行タグ

現行のタグではコラボ商品を合わせると数種類ありますが、2種類覚えておけば大丈夫です。

一つ目はアディダスオリジナルスというブランドの「トレフォイルロゴ」。

トレフォイルロゴは1995年前まで使われていましたが、一度なくなり数年前に復刻しました。

 

トレイフォルロゴは主におしゃれでファッション性高い商品についています。

 

二つ目は1991年に誕生した「パフォーマンスロゴ。

パフォーマンスロゴは主にスポーツ用に作られた商品についています

adidasのデサント社製の年代は?【1970年〜1998年】

引用元 メルカリ

首元のタグではなく腰部分についているタグに「株式会社 デサント」と書かれているものをよく見かけるかと思います。

デサントとはアディダスの日本の販売代理店で、1970年〜1998年まで行っていました。

デサントの表記があれば1970年代から1990年代の可能性が高くなります。

adidasで人気のデザイン、高く売れるものをご紹介

ワールドマークがついているもの

Adidas ワールドマーク 60年代Adidas ワールドマーク 60年代後期

引用元 HELLO SUNLIGHT

ワールドマークはタグではなく胸などについているデザインです。

ワールドマークは60年代後半の極わずかな時期に作られていたもので、非常に希少価値の高いものになります。

ワールドマークがついているものはヴィンテージとして価値の高いものなので、販売する場合はメルカリなどの若年層の人が多いフリマアプリより、ヴィンテージ好きのユーザが多いヤフオクなどで販売することをおすすめ致します。

ATPモデルのもの【1970年代〜1980年代】

adidas ヨンス ATP アディダス

引用元 メルカリ

ATPモデル。(上でも紹介しております。)

ヴィンテージとしての人気もあり、そのデザイン性も高いので若い人から年配の方まで幅広い層で人気のモデルです。

サチモスのヨンスさんなど芸能人の方も着用していたりと数万円で取引されることも少なくありません。

特にヨンスさんが着用していた、ブラックカラーなどはとても人気があります。

 

派手なデザインや大きめのサイズが多い80年代〜90年代のナイロンジャケット

Adidas ナイロンジャケット 90s

引用元 メルカリ

近年90年代の古着のブランドやデザインの人気が復活し、もはや定番ともいえるデザインになってきています。

色が何色も使われたデザインや、ダボっとしたシルエット、デカデカと描かれたロゴ(通称ビッグロゴ)は若年層の中ですごい人気が高くなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

年代を判別するには様々な要素があり、70年代や80年代をまたいで作られた商品もあり必ずしも年代を断定できるものではございませんので、販売するときなどは気をつけて行うことをおすすめいたします。

その他ブランドの年代判別も書いておりますのでぜひご覧になられて見てください。

 

 

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